以前「α77Ⅱを使う理由」という記事の中で「α77Ⅱで十分」的なことを書いたのですが、今年フルサイズ機の「α7RⅡ」を購入しました。今回はなぜα7RⅡを購入したのか、実際購入してみてどうだったのかということを書いていきます。
フルサイズ機を購入した理由
フルサイズ機を購入したいと思った理由は主に2つありまして、1つ目の理由は最上位と言われるフルサイズのカメラで子どもの写真を撮りたかったから。今年3人目の子供が生まれ、その子の写真をより綺麗に撮りたいと思ったのと、一番の上の子供が6歳になり子供たちの写真撮れるのもそんなに長い時間じゃないと感じたときに、フルサイズにステップアップしようと決心しました。2つ目は手持ちの「タムロン SP 85mm F/1.8 Di VC USD」をフルサイズ機で使いたかったからです。こちらのレンズをAPS-C機のα77Ⅱにつけて使っていたのですが、レンズ本来の焦点距離85mmで使えないというところと、α77Ⅱだとレンズ性能を十分に引き出せていない感じがしたので、フルサイズ機で使ってみたいとなりました。
ちなみα77Ⅱは2015年に購入し約9年間メインカメラで使用し、今でもいいカメラと思ってます。操作性のところでは今回購入したα7RⅡより良く、使い勝手のよいカメラです。
α7RⅡを選んだ理由
フルサイズ機を購入しようと決めたものの、じゃあ何を買うか機種を選定する際以下のようなことを考えました。
・持っているAマウントのレンズを活かしたい。
・2014年6月発売のα77Ⅱより後に発売されたものにしたい。(おそらく後に販売されてるならα77Ⅱ並みには使えるだろうという考え)
・なるべく安く購入したい。
Aマウントレンズを活かすとなるとAマウント機を買うか、マウントアダプターを介してEマウント機を買うかの2択だったのですが、Aマウントのフルサイズ機で中古市場に出回っているものは「α99」か「α99Ⅱ」の2機種。α99はフォーカスエリアが狭くて選択肢から外し、α99Ⅱは中古価格で20万円以上したので断念。後々レンズを増やしていくことも考えるとEマウントにしといた方がいいかな、というのもありました。ということでEマウント機で探すことにしました。私がもっているAマウントのレンズはAPS-C専用のものも多いので、それをフルサイズ機で使うとなるとAPS-Cクロップしてもある程度画素数が残ってくれる高画素機にしようと考えました。(結局買った後はフルサイズ用のレンズばかり使っているので今となっては高画素機にする必要もそれほどなかった機もしますが…) そうなると高画素機の「α7R」シリーズのどれかというところまで決まり、あとは初代R・RⅡ・RⅢ・RⅣ・RVの5機種の中から何にするか。RⅣ・RVは価格が高すぎて即、選択肢から外れました。RⅡの発売は2015年8月で、マップカメラで状態の良い個体の中古価格が11~12万円程度、十分購入できる金額の範囲ということで決めました。2015年の発売当初、約47万円で販売されていた機種なのでかなりお得にも感じました。RⅢだと16~18万円くらいするので、それならその価格差でレンズ買った方が良いかなという判断もありました。実際手元に届いたものはかなり状態が良く「さすがはマップカメラさん!」と思いましたね。
マウントアダプター「LA-EA5」を同時購入
Aマウントレンズをα7RⅡで使うためマウンドアダプター「LA-EA5」を同時購入。ソニー純正アダプターの5代目。「AマウントSSM/SAMレンズで最新のEマウントボディの像面位相差AF機能を使用可能」という優れもの。以前のマウントアダプターだとカメラ側の像面位相差AFを使えないものがあったので、アダプターに関しては迷わずこれにしました。使いたいレンズが純正ではない「タムロン SP 85mm F/1.8 Di VC USD」だったのでちゃんと像面位相差AF使えるか心配していましたが問題なく動いてくれました。
追加購入した「タムロン SP 35mm F/1.8 Di VC USD」
せっかくフルサイズ機購入したのですが、持っているフルサイズ用のレンズが先程から書いてるタムロンの85㎜単焦点と、70-300㎜の望遠ズームだけで普段使いできる焦点距離のレンズがなかったので、「タムロン SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Aマウント用)」を買い足しました。ネットで調べたレビューも評価高いもの多く、中古価格で4万円程度で買いやすい価格帯だったので購入を決めました。
「タムロン SP 85mm F/1.8 Di VC USD」と同じシリーズで並べてみるとこんな感じです。
以下α7RⅡに装着して撮影した写真になります。
いかがでしょうか?実際撮影してみた感想は、「さすがフルサイズ機とタムロンの一眼レフ用最高峰レンズの組み合わせだけはある」ってとこです。解像感や諧調豊かな表現はAPS-C機とはやはり差があるように感じました。また高画素機ということで暗所撮影時のノイズがどうか気になっていましが、ISO上げてもノイズの少ないきれいな写真が撮れます。高画素機といっても2400万画素程度のAPS-C機より画素ピッチが大きいのでAPS-C機よりは間違いなく暗所に強いですよね。写りについては大満足です。最新機種には及ばないかもしれませんが、このくらい撮れれば十分過ぎではないでしょうか。画素数が多いので35㎜で広く撮ってトリミングということもしやすく撮影後の自由度が高いのも魅力です。
オートフォーカスについては被写体検出や追尾する瞳AFなど最新の機能はありませんが、普通に撮影する分にはスピード、精度ともに問題ないレベルです。ただ後ほど詳しく書きますがフォーカスポイントを選ぶときに手間がかかるのは不満点です。
不満点
描写については大満足なのですが、α77Ⅱから乗り換えたことで戸惑ったことや不満点もあったので紹介していきます。
①バッテリーの消耗が早い
これは購入前に見た色々なレビューにも書いてあった通り本当にバッテリーの消耗が早い。買って気づいたのですがα7RⅡに採用されてるのは「NP-FW50」というタイプで、これは私が前からもっているAPS-C機のα5000でも使われているバッテリーです。さすがに小型のAPS-C機で使っているのと同じバッテリーではフルサイズのパワーをまかなうには全然足りないという感じです。予備のバッテリーは常に用意しておかないといけません。
②グリップが小さく小指が余る
これも色々な人のレビューに書かれていたことですね。小型フルサイズというのはコンセプトとしては良いと思いますが、さすがに重さが625g(バッテリー、SDカード含む)もあり、さらにフルサイズ用のでかいレンズをつけるとなると、この小指が余ってしまう小さいグリップでは撮影しにくいことこの上ないです。
この問題を解決すべく、純正の縦位置バッテリーグリップを購入しました。
これで小指余りもバッテリー問題も解決だ!と思ったのですが実際に使ってみると、でかくて持って回るのが億劫になってきました。
そこでAmazonで別のものを探したところ「WEPOTO GP-A7R2」というものがあったので購入。いい感じで小指余り解消しましたが、この作りで価格が約8000円は高いと感じました。
マウントアダプターと追加グリップをつけた状態。これが最近のデフォルトの状態です。
③ジョイスティックがない・フレキシブルスポットをダイレクトに動かせない。
これがα77Ⅱと一番違うところで未だ慣れず、使いづらいところです。フレキシブルスポットというのはソニーのカメラでフォーカスエリアのモードの一つで、ピントを合わせたい位置にフォーカスポイントをもっていくというモードで、私はほとんどこのフレキシブルスポットを使ってます。α77Ⅱの場合フォーカスエリアでフレキシブルスポットを選択するとジョイスティックでいつでも好きにフォーカスポイントの位置を移動できるのですが、α7RⅡの場合フォーカスポイントの位置をはじめに決めるとそこで固定されてしまい、位置を移動しようとするとボタンを押して移動させてまたボタンを押して決定という手間がかかります。すぐに自分の思ったところにフォーカスポイントを動かすことができません。
フレキシブルスポットを選択してフォーカスポイントの位置を決めます。
決定するとそこでフォーカスポイントの位置が固定されてしまいます。
フォーカスポイントの位置を動かそうと思うとまたボタンを押して移動させなければならずとても面倒です。
全体的な評価
α7RⅡを使ってみての評価は「画質は最高だが、写真を撮る道具としてはイマイチ」というところです。撮って出てくる写真の画質については自分にとってはこれ以上は必要ないかなというレベルです。十分です。満足してます。2024年現在でもこのカメラで撮った写真は普通にきれいだと思えるのではないでしょうか。所有しているタムロンSPシリーズの35㎜、85㎜の性能も余すところなく引き出してくれるカメラだと思います。一方で写真を撮る道具として見たときは正直イマイチだなぁと思います。これまでα77Ⅱという一眼レフスタイルのカメラを長年使っていたこともあってか、不満点で書きましたグリップのところや、ジョイスティックがないところなんかは、もう少しデカ重にしてもいいから使い勝手のよいものにしてほしかったというところです。ただ2015年発売の機種でもう後継機もたくさん出ている中でそこまでは求め過ぎな気もします。文句あるんだったら新しい機種買えよ、って自分でも思います。2024年時点で10万円そこそこで購入できて、最高の画質を得られるコストパフォーマンスの高いカメラであることは間違いないと思います。購入して後悔はしてません。